お米の基本②
こんにちは
本日は、
・米の保存方法
・米の計り方、水加減
・米のとぎ方
・鍋での炊き方
・余ったご飯の保存方法
について紹介します
米の保存方法
高温多湿を避けた、冷暗所が適している。
夏場は冷蔵庫での保存が特におすすめ。
※時間が経つほど劣化しやすくなるため、買うときに食べきれる量を買うことを意識しましょう。
(目安)
夏場:2週間ぐらい
それ以外:1~2ヶ月
米の保存の敵は、高温・湿気・酸化
米の計り方と水加減
白米用1合=180cc
無洗米用1合=171cc

米と水の割合
うるち米 米1:水1~1.2
(寿司飯や炒飯にする時は、1:1にして硬めに炊くと美味しくできる。)
もち米 米1:水0.8~0.9
玄米 米1:水1.2~1.8
米のとぎ方
①最初の水は素早くすすぐ
最初のひとすすぎで、米は水分を30~40%給水してしまう。
ゆっくりしていると米のぬか臭さが残ってしまう。
②米が割れないようにとぐ(3~4回繰り返す)
☆無洗米はそのまま水を加えて炊く。水が濁る場合があるが米のもつでんぷんであり、問題ありません。

③しっかり吸水させ、水気を切る
夏場:30分前後
冬場:60分前後
もち米:1時間以上
玄米:6~8時間以上

☆給水を急ぐ場合は、
・ぬるま湯で給水
・沸騰させるまでの時間を弱火からスタートさせる。
☆炊飯器で炊く場合は、給水から蒸らしまでを自動で行ってくれるため、給水はしなくてよい。
鍋で炊く方法
①正しい水の量を入れましょう
うるち米 米1:水1~1.2
☆炊き込みご飯の場合
具材を米に混ぜてしまうと、米が水の上に浮いてしまい加熱にムラが出てしまうため、米・水・調味料を入れたら人混ぜにして平らにし、具材は上に乗せるだけにする。
②加熱と蒸らし
蓋をして沸騰までは強火。
表面全体が沸騰し、対流が起こる穴があくまで完全に沸騰させる。
沸騰したら弱火にして水分がほぼなくなるまで加熱。
(水が280ccの場合、10分くらいが目安)
火を止め、そのまま置き炊いた時間と同じだけ蒸らす。
※IHの場合はガスに比べて熱源が弱いため、気を止めず「保温」にして10分蒸らす。
③優しくほぐす
ごはんの上下をひっくり返し、全体を均一にする。余分な蒸気を逃し、空気が入りふんわりとした口当たりに仕上がる。
※米の粒をつぶさないように気を付けましょう!
<理論>
吸水後、加熱を始めると米が柔らかくなるのは、βでんぷんがαでんぷんに変化するからです。
「でんぷんの糊化」という。
☆余ったご飯の保存方法
温かいうちに密閉して、粗熱を取り冷凍しましょう。
冷凍したご飯は電子レンジで温めなおしていただきましょう。
☆鍋の種類
しっかり蓋ができる鍋を選びましょう。
☆蓋に穴があるものは、アルミホイルなどを詰めて蒸気が逃げないようにしましょう。


和食料理には欠かせない、お米の炊き方をマスターして美味しい食卓にしましょう